数字が苦手な子へ|「数の概念」を育てる3つのステップ
「102って、どう読むんだっけ?」
「1000より大きくなると分からない。」
そんなお子さんは少なくありません。
数字が苦手なのではなく、
「数の仕組み」がまだつながっていないだけ
ということもよくあります。
だから私は、
答えを覚えることよりも、
数の世界を体感しながら理解すること
を大切にしています。
「分からない」から始まった学び

以前、一緒に学んでいた当時小学3年生のHちゃん。
「できるようになりたい!」
という気持ちがあふれる女の子でした。
初めて一緒に学んだ日、
3桁や4桁の数字になると、
数字の読み方に少し戸惑う様子がありました。
でも、それは決して珍しいことではありません。
「数字を覚えていない」のではなく、
「数がどんな仕組みでできているか」
がまだ十分につながっていなかったのです。
数の世界を好きになる3つのステップ
① 桁の仕組みを知る
まずは、
「315」という数字なら、
- 3は100が3つ
- 1は10が1つ
- 5は1が5つ
というように、
それぞれの数字がどんな意味を持っているのかを一緒に考えます。
お子さんの好きな数字を使いながら
ゲームのように数を作っていくと、
「数字ってそういうことだったんだ!」
という発見につながります。
② 10進法を体感する
次は、
「10個集まると一つ大きな単位になる」
という仕組みです。
ここでは、お金を使うことをよくおすすめしています。
10円玉が10枚集まると100円。
100円玉が10枚集まると1000円。
実際に見て、触って、数えることで、
「10ずつ変わっていく」
という感覚が自然と育っていきます。

③ 生活の中で使ってみる
理解が深まってきたら、
実際にお金を使って合計を考えたり、
買い物の場面で挑戦したりします。
机上だけで終わらず、
日常生活の中で使ってみることで、
「分かった!」
から
「できた!」
へ変わっていきます。
「できた!」が自信になる
Hちゃんは、2回目の授業を終えたあと、
一人で牛乳を買いに行ったそうです。
それまでは、
1000円札を出してお釣りをもらうことが多かったそうですが、
その日は、
レジで伝えられた金額を聞き、
自分でぴったりの小銭を選んで支払うことができました。
後日、お母さまから、
「とても誇らしげな顔をしていました。」
と教えていただきました。

その様子が目に浮かび、
私まで嬉しくなったことを覚えています。
学ぶことは、自信を育てること
子どもたちは、
一度「できた!」を味わうと、
表情がぱっと明るくなります。
目が輝きます。
「もっとやってみたい!」
という気持ちも生まれてきます。
だから私は、
答えを覚えることだけではなく、
「できた」という体験を積み重ねること
を大切にしています。
数の世界は、面白い
数字は、ただ計算するためのものではありません。
数の仕組みが分かると、
お金も、
時間も、
買い物も、
生活そのものが少しずつ楽しくなります。
輝きあい舎では、
一人ひとりの理解のペースに合わせながら、
「分かる」
「できる」
「楽しい」
という体験を積み重ねていきます。
その積み重ねが、
学力だけではなく、
「私はできる。」
という自信につながっていくと信じています。
数の世界は、
奥深くて、とても面白い世界です。
その入口を、子どもたちと一緒に楽しみながら
歩んでいきたいと思っています。
一人ひとりに合った学びを届ける學び舎
輝きあい舎
