「受験生なのに、自分で勉強の計画を立てられない」

「計画を立てても、いつも予定通りに進まない」

「親が言わないと、何をしたらいいのか分からない」

受験を控えたお子さんを見ていて、
そんな心配をされることはありませんか?

けれど私は、

中学生が最初から一人で受験計画を立てられなくても、問題ない

と考えています。

半年以上先の目標から逆算し、

複数の教科について、

「いつまでに」
「何を」
「どのくらい」

できるようにするのかを考える。

そして、学校生活や定期テストとも両立しながら実行する。

高校受験は、多くの子どもたちにとって、
これほど長い期間の学習計画を立てて実行する初めての経験だからです。

だからこそ、

最初から一人でできることを求めるのではなく、伴走しながら少しずつ「自分で計画できる力」を育てていく。

輝きあい舎では、そんな関わりを大切にしています。

受験計画は「今日何をする?」だけではありません

受験勉強の計画というと、

「今日は数学を2ページ」
「英単語を30個」

といった毎日の予定を思い浮かべるかもしれません。

もちろん、それも必要です。

しかし、本当に大切なのは、

「いつまでに、どんな状態になっていたいのか」から逆算すること。

例えば高校受験なら、

基礎を固める時期。

初めて見る問題に対応する力をつける時期。

過去問を使って実戦力を高める時期。

志望校の合格点を取りにいく時期。

その時々によって、
必要な勉強は変わります。

ゴールから逆算して、

「では、今月は何をする?」

「今週は?」

「今日は?」

と小さくしていく。

これが学習計画の基本です。

最初から子どもだけに任せなくていい

ここで大切なのが、

「主体性を育てる=全部本人に任せる」ではない

ということです。

経験したことのないことについて、

「自分で考えて」

と言われても、難しいものです。

だから最初は、

学習コーチが全体の見通しを立て、

「この時期までに、ここを目指そう」

「そのために、今週はこれをやろう」

と一緒に計画します。

本人には、まずその計画を実行してもらいます。

これは大人がいつまでも管理するためではありません。

自分で計画できるようになるための「型」を経験する期間

だと考えています。

計画通りにいかなかった時こそ、学ぶチャンス

計画を立てても、
予定通りに進まないことはあります。

むしろ、それが普通です。

大切なのは、

計画通りにできなかったことを責めるのではなく、

「なぜできなかった?」
「次はどうしたらできそう?」

と振り返ることです。

例えば、

予定を詰め込みすぎた。

一問に想像以上の時間がかかった。

学校から帰ると疲れて集中できなかった。

苦手な教科を後回しにしてしまった。

実際にやってみたからこそ、
自分の特徴が見えてきます。

そこから、

量を減らす。

時間帯を変える。

予定に余白をつくる。

優先順位を変える。

そうやって計画を修正していきます。

つまり、

計画は「守るもの」であると同時に、「より自分に合う形へ修正していくもの」でもあります。

目標→計画→実行→振り返り→修正

受験を通して経験してほしいのが、

目標を決める

計画する

実行する

振り返る

修正する

という循環です。

そして、また実行する。

このサイクルを何度も経験することで、

少しずつ、

「次はこれをした方がいい」

「この量ならできそう」

「ここは早めに始めた方がいい」

と、自分で判断できることが増えていきます。

中学生から高校生へ。「自分で決める部分」を増やす

中学生のうちは、

受験全体の計画を学習コーチが立てることもあります。

しかし、ずっとそのままではありません。

高校生になったら、

例えば、

まずは一教科の、一週間の計画を自分で立ててみる。

そこから始めます。

本人が計画する。

実行する。

一緒に振り返る。

必要なら修正する。

慣れてきたら、
自分で計画する教科や期間を少しずつ増やしていきます。

つまり、

「大人が決める」から「本人が決める」へ、少しずつ主導権を渡していく

という考え方です。

高校卒業後は、さらに「自分で考える力」が必要になる

高校受験では、多くの場合、
5教科を中心に対策していきます。

しかし高校卒業後の進路は、
一人ひとり大きく異なります。

大学を目指すのか。

専門学校へ進むのか。

どんな学校・学部を選ぶのか。

どの入試方式を利用するのか。

必要な教科や対策も変わります。

「みんなと同じことをしていればいい」

ではなく、

自分の目標に対して、今の自分には何が必要なのか

を考える力が、より必要になります。

だから私は、

中学生の受験勉強から始まる計画の経験は、
その先にもつながっていると考えています。

受験の「裏目標」は、自分で未来を進める人になること

もちろん、受験伴走の目標は、
志望校への合格です。

合格に必要な力を分析し、
一つずつできることを増やしていく。

そこには本気で向き合います。

でも私は、

受験が終わった時、

合格だけが残るのでは、もったいない

とも思っています。

目標を立てる。

そこまでの道筋を考える。

実際に行動する。

うまくいかなければ振り返る。

そして、自分で次の一歩を決める。

これは、受験が終わったあとも使い続ける力です。

勉強でも、

進路でも、

仕事でも、

自分が叶えたい夢でも。

自分の未来を自分でつくっていく時に、
何度も使う力だと思っています。

輝きあい舎が大切にしているのは、

「自ら學び、考え、未来をひらく力を。」

目の前の合格を大切にしながら、

その先も、

自分で目標を持ち、
考え、
試行錯誤しながら歩いていける人へ。

受験を、

人生に活きる「學び」の機会にすること。

それも、私が学習コーチとして大切にしていることの一つです。

「受験期の親の関わり方」についてはこちら。