「できない」「分からない」は宝物|子どもの学ぶ力を育てる考え方
「できない。」
「分からない。」
不安になったり、自信をなくしてしまったりする
子どもは少なくありません。
でも私は、学びの現場で子どもたちと関わる中で、
「できない」「分からない」は、成長の入り口。
そう感じるようになりました。
私自身、「できない自分」が大嫌いでした
実は私は、小学4年生から中学2年生頃までは、完璧主義でした。
算数で解けない問題があること。
授業中に答えられないこと。
テストでミスをすること。
そんな自分を認めることができませんでした。
だから、人一倍準備をして、
「失敗しない自分」でいようと必死でした。
でも、その毎日はとても苦しかったのです。
努力しているはずなのに心は満たされず、
本番で体調を崩したり、自分を責めたり…。
「努力・根性・忍耐が成功への道」
そう思い込んでいました。
学びとは、「できない」を減らすことではない
今は、あの頃とは考え方が大きく変わりました。
夢や目標に向かうために大切なのは、
苦しみ続けることではなく、
自分らしく前向きに挑戦し続けること。
もちろん努力は必要です。
でも、
その努力が「自分を責める努力」ではなく、
「できるようになるための努力」であることが
大切なのだと思っています。
だから私は、
「失敗したね。」
ではなく、
「ここまで考えられたね。」
「どこまで分かったかな?」
「次はどんな方法を試してみようか?」
そんな言葉を子どもたちに届けるようにしています。
「じぶん宝ノート」が生まれた理由
そんな思いから、輝きあい舎では
「じぶん宝ノート」
という取り組みを続けています。
書く内容に決まりはありません。
- 今日できるようになったこと
- チャレンジしたこと
- 頑張ったこと
- ワクワクしたこと
- やってみたいこと
- 将来の夢
- 嬉しかったこと
どんな小さなことでも構いません。
大切なのは、
「自分の言葉で書くこと」。
そして、
「私はこんなことに挑戦した。」
「私は少しずつ成長している。」
そんな自分自身の歩みを振り返ることです。
「できた」だけではなく、「挑戦した」を宝物に

ある子は、自分でこのノートに
「○○の宝ノート」
という名前をつけてくれました。
その姿が、とても嬉しかったことを今でも覚えています。
きっと、このノートには、
正解だけではなく、
悩んだことも、
失敗したことも、
勇気を出したことも、
全部、その子だけの宝物として
積み重なっていくのでしょう。
輝きあい舎が育てたいこと
輝きあい舎では、
学力だけではなく、
「挑戦できる心」
を育てたいと考えています。
「できない。」
「分からない。」
そんな瞬間は、
決して終わりではありません。
新しいことを知る入口であり、
成長の始まりです。
子どもたちが、
失敗を恐れるのではなく、
「やってみよう。」
と思える毎日を積み重ねられるように。
そして、
「できた。」だけではなく、
「挑戦した自分」を誇れるように。
これからも、一人ひとりの歩みに寄り添いながら、
学びを伴走していきたいと思っています。
