「どうしてそう考えたの?」

学びのコーチとして、子どもたちと関わる中で、私がよくかける言葉です。

答えが合っているかどうかよりも前に、
「その子が、どんなふうに考えたのか」
を知りたいと思っています。


大切なのは、「答え」よりも「考え方」

もちろん、正解することも大切です。

でも、それ以上に大切だと感じているのは、
「どう考えて、その答えにたどり着いたのか」
という過程です。

たとえ正解だったとしても、
偶然当たっただけかもしれません。

途中の考え方に勘違いがあって、
たまたま正しい答えになっただけかもしれません。

反対に、不正解だったとしても、
考え方の大部分は合っていて、
あと少しのところまで理解できていたということも、よくあります。

だから私は、答えだけを見て判断するのではなく、
その子の「考える道のり」を大切にしています。


子どもは、本来「考えること」が大好き

小さな子どもたちを見ていると、

「これかな?」
「いや、こっちかな?」
「もう一回やってみよう!」

そんなふうに、
試したり、観察したり、工夫したりする姿を
たくさん見せてくれます。

本来、子どもは考えることが大好きな存在です。

けれど、学年が上がるにつれて、

「間違えたらダメ。」
「早く答えを出さなきゃ。」
「正解しないといけない。」

そんな気持ちが強くなり、
いつの間にか、

「考えること」よりも、「正解すること」

が目的になってしまうことがあります。

すると、
算数や数学そのものを
「苦手」「嫌い」と感じる子も少なくありません。


「考えるって、おもしろい!」

輝きあい舎では、
子どもたちに

「考えるって、おもしろい。」
「自分で分かった!」

そんな喜びを味わってほしいと思っています。

答えを教えてもらうのではなく、

自分で気づく。
自分で試してみる。
分からなかったことが分かるようになる。

その体験こそが、
次の学びへの意欲につながっていきます。


考える力は、人生の力になる

以前、一緒に学び始めて1か月ほど経ったお子さんの保護者の方から、

「学校のノートを見返しながら、自分で考えて取り組むようになりました。」

という嬉しいご報告をいただきました。

問題が解けたことも嬉しいですが、
それ以上に、

「自分で考えてみよう。」

という姿勢が育ってきたことが、本当に嬉しかったのです。

学ぶことは、
答えを覚えることではありません。

自分で考え、
試し、
振り返り、
もう一度挑戦する。

その積み重ねが、
勉強だけでなく、人生のさまざまな場面で生きる
「考える力」になっていきます。


輝きあい舎が大切にしていること

輝きあい舎では、
答えを教えることよりも、

「どう考えたの?」

という問いを大切にしています。

その問いは、
子どもを試すためではありません。

その子自身が、
「私はこんなふうに考えたんだ。」
と、自分の思考に気づくための問いです。

一人ひとり考え方は違います。
だからこそ、比べる必要もありません。

自分の考えを言葉にし、
相手の考えにも耳を傾ける。

そんな時間の中で、
子どもたちは少しずつ、自分らしい学び方を見つけていきます。

「どうしてそう考えたの?」

これからも、この問いを大切にしながら、
子どもたちと一緒に学びを育んでいきたいと思っています。